20日付朝刊より、町田哲也氏による小説「３週間の休暇」の連載を開始します。本紙連載小説としては、昨年の「ジェットコースター」に続き４作目、町田氏の連載は、ご承知の通り「神様との取引」、「バックステージ」に続く３作目となります。町田氏（twitter.com/glenn__gould）は現役の証券マンで、かつ「セブン・デイズ」（光文社）や「家族をさがす旅 息子がたどる父の青春」（岩波書店）の著者として、小説家としても注目されています。
【著者より】
政府による緊急事態宣言の発令により、多くの方の仕事が失われました。在宅勤務という名の休暇を与えられた方も少なくないでしょう。いきなり与えられた休暇を、皆さんはどうお過ごしですか。
今回の主人公は、男性社会を生き残ってきた女性と、男らしさが失われた男性の２人。対照的な生き方をしてきた、同じ歳の男女の成長を描きます。緊急事態宣言の解除まで、あと３週間。３週間で人は変われるのか。２人の人生を通じて、働くことの意味を一緒に考えてみませんか。